節税という言葉をよく聞きますが、今回はそれにまつわる保険の話になります。
「今期は調子が良くて、利益がかなり出そうだ」といったとき、保険会社や税理士から「節税に向いた保険商品があります。」というふれこみで、定期保険や逓増定期保険(専門用語ですが、ごく大雑把に言うと、支払時点である程度経費になり、あとでお金がたくさん返ってくる保険)を奨められた経営者の方は、たくさんおられると思います。
これらの定期保険や逓増定期保険は、今年の2月末から金融庁、国税庁などの働きかけにより、販売が自粛されております。
今後は節税効果がほとんど望めない形での経理処理が法定される予定ですので(すでに、パブリックコメントという形で、原案が公開されております。)以前のように、保険で節税ということはできなくなります。
以前は、これらの保険商品の活用は、期末に駆け込みで行われることがおおかったようです。これからは、よりきめ細かくより早い対応が必要になってくるでしょう。